タングステン【Tungsten】

埋蔵量自体が少なく、特定地域に偏在するレアメタルのひとつで元素記号はW。タングステンの産地は中国、カザフスタンなどとなっており、特に中国が大きな比重を占めている。。極めて熱に強く、硬くて強い性質をもっており、電球のフィラメント、電子レンジのマグネトロン、コピー機や空気清浄機のコロナ放電線といった用途に用いられ、新興国の成長とともに、タングステンの獲得競争は激しくなっている。
2010年7月に日本の独立行政法人のJOGMECがカザフスタンの採掘権益を得ている。
他にレアメタルとしてはニッケル、チタン、インジウムなどがある。今までレアメタルを安価で他国に輸出していた資源大国が経済発展を遂げ、自国で消費するようになったため、争奪戦が繰り広げられている。資源外交の面から、重要な外交カードとしても認識され始めている。日本は世界の総消費約25%を占めており、政府はレアメタルの安定供給に乗り出すことも発浮ｵている。