バイイングパワー

大型小売業者が、その優越的な購買力を使って、納入業者に対して不利益な取引条件などを強制させること。具体的には不当な値引きの強要や、協賛金やリベートの要求、派遣店員の要請、一方的な返品など多岐にわたる。ただしこれらの行為は1982年に独占禁止法により、優越的地位の濫用と明示されており、不公正な取引方法として規制されている。
一般的に納入業者が大規模の場合には起きにくく、逆に小売業者が老舗の百貨店に代浮ウれる伝統ある暖簾や、全国的なチェーン展開をしている総合スーパーに代浮ウれる高い知名度などを持つ場合、あるいは納入業者の商品に競争力がない場合などには起きやすくなる。
ただし、このような力を持つ小売業者は限られている。そのため仕入れの規模を拡大してバイイングパワーを高めるために、同業の小売業者が連携して組織をつくり共同仕入れを行う動きもある。

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