ペイメントネッティング

お金の受取りと支払いを帳簿上で相殺しあい、実際の取引金額を小さくするネッティング(差額決済)のひとつ。ペイメントネッティングは、決済時に債権債務の差額のみを決済することを約束(契約)する手法のこと。決済時まで債権と債務はそのまま残ることから、ペイメントネッティングの契約時点では決済は行われない。
ネッティングの種類としては他に、ノベーションネッティング、クローズアウトネッティングがある。ネッティングには、為替手数料や事務処理費用の削減、決済資金の削減などのメリットがあるが、ペイメントネッティングの場合、複数の当事者間でペイメントネッティングを行う場合、参加者が一人でも決済できなくなるとネッティング全体がストップしてしまうという問題がある。

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