不動産の価値を評価し、適正な不動産取引を実現させることを業務とする専門家のことで、国家資格である。試験は2006年より1回2段階制になり、内容はにおいて民法、会計学、経営学、不動産鑑定理論の演習から出題されることが多い。試験合格後実務修習や終了考査を経て「不動産鑑定士」の資格を取得することができる。業務内容は、売買や賃貸借のときや不動産を担保にするとき、相続などで適正な価格が必要なときに行う鑑定評価、コンサルティング、地価公示、地価調査などである。魅力としては、最近の不動産の証券化の発展により不動産鑑定士の活躍の場は広がっていること、また独立した後も安定的な収入が得られることなどがあげられる。現在不動産会社、不動産鑑定士事務所、金融機関、商社、証券会社、官公庁など多くの場所で活躍している。なお不動産鑑定評価の方式には不動産の再調達原価から評価額を決定する「原価方式」、過去に行われた実際の不動産取引事例から価格を決定する「取引事例比較方式」、対象不動産から生み出されるであろう収益から価格を決定する「収益還元方式」などがある。
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