今後もその年の出生動向が続くと仮定したときに、一人の女性が生涯に産むと推定される子供の数のこと。出生率は出生数を女性の人数で割ることで算出される。そのうち、出産期とされている15歳〜49歳までの女性の、年齢別出生率を足すことで合計特殊出生率が出される。
人口を維持していくには2.07以上の出生率が必要とされているが、日本においては1975年に初めて2.0を割り込み、それ以降低下傾向が続いた。そして2005年には過去最低の1.26となった。しかし、2006年には1.32に回復し、続く2007年は1.34となった。ただし、2007年は出生数が減少したものの、出産期とされる女性の人口が大幅に減ったことにより、結果として数値が上昇したもので、単純に改善の傾向にあるとは言い切れない面がある。
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