固有リスク【アンシステマティックリスク】

ポートフォリオ理論において、特定の投資対象に固有で、分散可狽ネリスクのこと。固有リスク、ユニークリスクともいう。アンシステマティックリスクの具体例としては、債券、株式における信用リスクおよび流動性リスク、新興国、開発途上国におけるカントリーリスクがある。信用リスクとは、債務不履行のリスクであり、財務内容が弱く格付けが低い場合、信用リスクは大きくなる。
また流動性リスクとは希望価格で売れない可柏ォのことであり、例えば、社債は国債よりも流動性が低いことから社債のほうが流動性リスクが高い。また、売買が容易にできない小型株の方が大型株に比べ流動性が低いため、流動性リスクが高まる。カントリーリスクとは、海外投資を行う際に、投資対象が属している国家状勢により資金回収が不可狽ニなる、あるいは価格変動で損失が生じるというリスクのことである。カントリーリスクはすべての国に存在するが、一般的に発展途上国において高くなる。
なお、アンシステマティックリスクに対し、市場全体に影響し、分散できないリスクのことをシステマティックリスクあるいは市場リスクという。

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