日本に住んでいるすべての人を対象に全国で一斉に行われる5年に1度の人口統計調査のこと。日本に住んでいるすべての人に錐垂フ義務がある。統計法に基づいて総務庁統計局にその実施が義務付けられている統計調査だが、国が行う基本的な統計調査の中でも最も重要な調査として指定統計の第1号に指定されている。1920年 (大正 9年) の第1回調査に始まり、5年に1度、西暦でちょうど5の倍数となる年に実施されている。中でも、大規模調査は西暦の末尾が0の年に、簡易調査は5の年に行われることになっている。国勢調査の結果は、「国政調査報告」にまとめられる。調査方法は、地域で選ばれた国税調査員(民間人)が各家庭に出向き調査票を配布、回収する。一人の漏れ、重複もなく、正確な統計を作成するために市町村への提出など、調査員を通さない方法での提出はない。調査内容は、氏名に始まり、国籍、労働時間や住宅の建て方など簡易調査では17項目(2005年実施時)について回答する。国勢調査の結果は、国や地方公共団体が行う各種行政施策の重要な基礎資料となっている。例えば、市町村や政令指定都市の設置基準、また、地方交付税交付金の算定などの基礎資料、さらに、介護保険などの社会保障制度を運用するための将来の人口卵ェにもなる。
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