東京都千代田区に本庁を置く地方検察庁。地方検察庁は法務省の特別機関である検察庁のうち、地方裁判所や家庭裁判所に対応した検察庁のこと。千代田区の本庁以外に立川支部があり、それぞれいくつかの区検察庁を管轄しているほか、品川区と墨田区に分室がある。
検察庁には検察官、検察事務官が執務している。検察官は刑事事件の被疑者を裁判所に起訴にするか、不起訴にするか判断をし、裁判所に法律が正当に適用されるように請求するうえ、刑の執行を指揮監督する権限を持っている。刑事事件はまず警察が第一次調査を実施して、被疑者を逮捕して、取り調べをする。その後48時間以内に検察庁に被疑者を身柄送検する。また、被疑者の身柄を拘束せずに書類のみを検察庁に送ることを書類送検という。
東京地検には特別捜査部があり、政治家の汚職、大規模な脱税、経済事件などの事件について独自の捜査を実施する。特別捜査部は東京地検以外に、大阪地検と名古屋地検に設置されている。東京地検特捜部では過去に昭和電工事件、ロッキード事件、リクルート事件、ライブドア事件などを扱っている。
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