市区町村に配置される非常勤の地方公務員特別職で、地域住民の生活状態を調査することが主な仕事内容となっている。地域の住民の生活状況を把握することで、さまざまな福祉に役立てている。福祉機関と連絡を取って協力したり、主に低所得者を対象として、生活に関する相談にのるなどの業務もしている。
民生委員は児童、妊産婦、母子家庭にかかわる相談にのる、児童委員を兼任しており、特に児童福祉に経験がある民生委員は就任児童委員に選出されるようになっている。
民生委員の設置基準は、政令指定都市では270世帯に一人、人口10万人以上の市では200世帯に一人、人口10万人未満の市町村では170世帯に一人という割合で設置されている。民生委員は無報酬で、社会福祉のために貢献する意思のある人が、都道府県知事の推薦にもとづき、厚生労働大臣によって委嘱される。任期は3年となっている。
目次
コメント