消費支出

国民が生活するうえで、必要となる家計の支出のこと。総務省統計局が毎月実施している家計調査によって算出され、経済指標のひとつとなっている。
食糧費、住居費、光熱費、被服費、教育費、教養娯楽費、交通通信費、保健医療費など生活を維持するために必要な支出が消費支出に入る。一方で税金や社会保険料など、消費を目的としない費用は非消費支出と呼ばれる。実収入から非消費支出を差し引いたものを可処分所得という。
総務省統計局では家計調査で、世帯が得た収入がどのようなものに支出されているか約550の品目や用途に分けて調査し、その支出用途に地域差はあるのかなどを調査し、統計を出している。
ちなみに家計支出の中の飲食費の割合のことをエンゲル係数といい、生活水準を示す指標といわれている。生活水準が上がっている高校生以下の子供のいる家計ではエンゲル係数が下がり、代わりに家計支出に占める子育て費用の割合であるエンジェル係数と呼ばれる数字が上がる傾向が見られる。

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