液状化【液状化現象】

地震の振動により砂質の地盤が一時的に液体状になり、地盤の上にある家屋などの建物が沈んだり、傾いたり、場合によっては倒れる現象のこと。また、道路がひび割れたり、下水管などが浮き上がるほか、道路から土砂が噴出するといった現象が起こることもある。河口や埋立地、池跡や水田跡などの場所で発生することが多い。なお、一時的な液状化が収まると、以前よりも水分が少なくなり、地盤は固くなる。
家屋などが液状化の被害を受けると、一部が沈むなどして傾き、そのままでは通常の生活を営むのが困難になる。また、上下水道などの配管が破壊され、不通になる場合もある。地震により家屋に被害を受けた場合は、全壊、半壊といった認定基準にもとづいて公的な支援を受けられるが、液状化による被害については基準がなく、支援を受けるのが難しくなっている。

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