先天的な脳機拍瘧Qとされ、精神面、運動面の発達に問題が生じ、日常生活に支障がある障害のこと。脳の器質的な異常によるものであるため、育て方の問題などではない。
発達障害者支援法では、自閉症、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群、広汎性発達障害(PDD)などが定義されている。
例えば、広汎性発達障害とは、視線が合わない、感情が伝わらないなどといった対人関係に関したことや、ことばの遅れ、オウム返しなどをするといったことばやコミュニケーションに関したこと、また、興味を持つものが限られていたり、常同行動があるといった特徴がみられる。
文部科学省の調査では、知的遅れを伴わない発達障害とみられる子どもの割合は6.3%。その場合は特に障害と気付かれにくく、学校現場で見過ごされがちなために、誤解されていじめや厳しい指導の対象になることもある。学校での適切な対応が求められており、2007年施行の改正学校教育法で、こうした子どもを含めた「特別支援教育」をすべての学校で行うことになっている。
また、発達障害者支援法(平成16年法律第167号)に基づき、発達障害者の乳幼児期から成人期までの各ライフステージに対応する一貫した支援の推進を図る施策が行われている。
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