遺族生活資金

世帯主に万が一のことがあった場合に、その後遺族が暮らしていくうえで必要となる生活資金のこと。末の子供が大学を卒業するまでの生活資金を「家族の生活資金」、子供が独立した後、妻が経済的に不安を抱かずに暮らしていけるのに必要な資金を「妻の生活資金」といい、これら二つを合わせた資金が「遺族生活資金」である。金額は一般的に、家族の生活資金は{月間生活費×0.7×12ヶ月×(22歳-末の子の現在の年齢)}で、妻の生活資金は{月間生活費×0.5×12ヶ月×末の子の大学卒業時の妻の平均余命}で算出される。実際には遺族生活資金のほかに住宅ローンや葬儀費用、子供の結婚資金なども必要になってくると考えられる。これらをまとめて必要になってくるお金とし、死亡退職金や遺族年金、貯蓄、今後の収入などを準備できるお金として、必要になってくるお金から準備できるお金を引いたものが、死亡時の必要保障額として保障される。

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