音楽が持つ生理的、心理的、社会的な働きを用いて、心身の障害の回復や機狽フ維持改善、生活の質(QOL)の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること(日本音楽療法学会による)。
日本には、数多くの音楽療法の研究、研修などの教育を志向する団体があるが、その中のバイオミュージック学会(主として、音楽が生体に及ぼす影響を客観的に評価する研究)と臨床音楽療法協会(主として、臨床現場での音楽療法の技を研究、研鑽及び普及活動)が合体して、1995年に全日本音楽療法連盟が設立。音楽療法を担う音楽療法士の身分法(国家資格)が制定されるよう働きかけるなどし、組織の充実を図るため、2001年から日本音楽療法学会が発足した。
音楽療法士の資格認定方法については2010年から新認定制度が制定されている。音楽療法は海外でも行われており、日本では主に、高齢者の通所施設サービスや身体障害者福祉センターなどで行われている。
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