日本の航空会社。IATA航空会社コードはNH、ICAO航空会社コードはANA。2010年時点で就航地は77都市、保有している航空機は200機で、航空連合はスターアライアンスに所属している。
全日本空輸の前身は1952年に設立された日本ヘリコプター輸送株式会社で、当初はヘリコプターを使って営業していた。1953年に東京〜大阪間の貨物運輸を始めたのを皮切りに、逐次営業路線を拡大していく。1957年に社名を全日本空輸に改称し、翌1958年に西日本方面の航空路線を運営する極東航空株式会社と合併、1963年に藤田航空株式会社を吸収合併した。1971年に東京〜香港間に国際不定期便、1986年に東京〜グアム間で国際定期便に算入し、徐々に就航都市を増やしていった。
全日本空輸の成長過程での特徴に、総代理店制度がある。総代理店制度とは、各就航都市での営業活動と空港業務を、就航都市にある企業に委託するというもの。名古屋地区の総代理店であった名古屋鉄道は、全日本空輸の筆頭株主にもなっており、総代理店との関係は深い。
また、全日本空輸では北海道国際航空、スカイネットアジア航空、スターフライヤーなどの新興航空会社とコードシェア便の運航を積極的に実施しているほか、北海道国際航空の株主にもなっている。
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