技術協力を通じた原子力の平和利用の促進、原子力活動が軍事転用されないための保障措置の実施、原子力の安全確保を行う国際機関のこと。
1957年に創立。2005年には原子力エネルギーの平和的利用に対する貢献から、ノーベル平和賞を受賞した。2007年9月現在、144ヶ国が加盟している。本部はオーストリアのウィーン。
おもな組織としては総会、理事会、事務局がある。
「総会」は全加盟国の代侮メからなり、理事国の選出、新規加盟の承認、落Zの承認などを行う。通常会期は毎年1回9月に本部にて開催される。
「理事会」は機関の任務遂行を行う権限を持つ、実質的な意思決定機関である。原子力に関する技術の最も進歩した加盟国として、前任の理事会から指定された13の「指定理事国」と、総会で選出する22カ国の合計35カ国から告ャされる。ちなみに日本は創立当初から指定理事国である。
「事務局」には機関の首席行政官である事務局長以下に、管理局、技術協力局、原子力局、原子力安全局、原子核科学応用局、保障措置局の6局がある。
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