海図などを改善して安全で容易な航海を推進する国際的な機関のこと。1921年に設立された国際水路局が前身であり、1967年に採択された国際水路機関条約にもとづいて設立された。世界の80以上の国と地域が加盟している。
海域の境界と名称などを記載した「大洋と海の境界」という出版物を1928年から継続して編集、出版している。「大洋と海の境界」は1953年に出版された第3版が最新版であり、IHOは第4版出版に向けた改訂作業を行っている。
第4版出版にあたっては、韓国と北朝鮮が日本海の名称を「日本海」と「東海」の併記とするように求めている。2002年にIHO理事会が日本海の箇所を含まない案文を第4版の最終稿として提出したが、日本の抗議などにより案文は取り下げられ、その後も断続的に改訂作業が続けられている。
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