MA米【Minimum Access】(ミニマムアクセス米)

日本が米の国内生産を保護するために高い関税を設けて輸入を制限する代わりに、最低限輸入しなければならない外国産米のこと。1993年のウルグアイラウンドでの合意により義務付けられた。
現在は年間消費量の約1割に当たる約77万トンを毎年、輸入している。これらは主に米国や中国、タイ、オーストラリア、ベトナム産である。その販売価格は1トン7〜13万円だが、保管に1トン当たり年1万円かかっており、毎年度200億円超の赤字が続いている。
また2008年には政府が輸入したミニマムアクセス米のうち、食用に適さないと判断された「事故米」を、民間業者が購入後に食用と偽って転売していたことが発覚して社会問題となった。

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