自家用車などで鉄道の駅やバス亭の周辺に駐車し、電車やバスを利用する交通システムのこと。パークアンドライド方式により、中心都市部まで自動車で行く人を減らし、中心都市部の自動車渋滞を緩和できるとされている。米国から普及した交通システムで、世界にも広がっている。
パークアンドライド方式を実現するためには駐車場の整備が不可欠で、行政による主導、民間による主導、第3セクターによる主導の3種類がある。日本では北海道札幌市の札幌市営地下駅、茨城県つくば市のつくばエクスプレス、東京都武蔵野市のムーバス、兵庫県加古川市の東加古川駅、三重県の三岐鉄道で実施されているほか、長崎県長崎市、新潟県亀田氏、神奈川県海老名市などではパークアンドライドの社会実験が実施された。
パークアンドライド方式は渋滞緩和や排気ガス抑制といったメリットがあるが、実現にあたっては駐車場をつくるための土地が必要であったり、電車やバスの本数が少ない場合の地方では不便になるといった課題がある。
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