中華人民共和国の中央銀行(金融制度の中核となる機関)のこと。2005年に中国人民銀行が人民元改革を発浮オた。これにより、人民元を切り上げることで通貨の価値が上がり、輸入に有利となる。改革の理由の一つとして原油高対策があげられる。中国には、中国銀行(Bank of China)という銀行もあり、こちらは市中銀行(旧外為専門銀行)で、日本にも4つ支店がある。1995年に採択された中華人民共和国商業銀行法という法律法規では、商業銀行の営業範囲は商業銀行が定款で定め、中国人民銀行の認可を受け、監督、管理も受けるということになっている。
また、商業銀行を設立するときは、中国人民銀行の審査、認可を受けるものとし、中国人民銀行の認可を受けなければ、いかなる単位及び個人も公衆の預金を受け入れるなど商業銀行の業務をしてはならず、いかなる単位も名称中に「銀行」の文字を使用してはならないことになっている。中央銀行であるため、四半期金融政策報告や、銀行貸し出しの基準金利の引き上げ、引き下げなども行っている。
目次
コメント