固定相場制

【 ぺッグ制 】

固定相場制とは、外国為替市場にて取引される為替の交換レートを固定もしくはごく小さい幅に限定するか維持する制度。国際通貨基金が予め平価を定め、その1%以内の変動で保たれている。投機的な圧力が加わり、平価を維持できなくなれば、国際通貨基金が平価の切り上げや切り下げを行う。ほとんどの先進国では、市場の需要と供給の動きを通じて為替レート決める変動相場制を採用しているが、新興国では固定相場制を採用している国もある。

日本はかつて1944年のブレトンウッズ体制にて1ドル=360円の固定相場制となったが、1971年のニクソンショックによりブレトンウッズ体制が崩壊した後、変動相場制へと移行した。

固定相場制のメリットとしては、為替の変動がないことから貿易が安定すること。変動相場制での貿易は自国通貨が割高になれば、輸出産業にダメージを受けるが、固定相場制ではそのようなことが起こらない。デメリットとしては相手国の金利に左右されることがある。例えば、米ドルと固定している国の場合、米国が金利を上げた時に、自国の景気動向や金融政策にかかわらず米国に追随して利上げしなければならなくなる。