戦争をした2国間で、戦争を終結させるために結ぶ条約のこと。戦争をしたいずれかの国、もしくは別の中立国で調印され、中立国の使節が証人として立ち会うことがある。平和条約を結ぶ両国間で平和の回復を宣言するとともに、領土の割譲、賠償金の支払いなど、講和の条件が決定される。
第一次世界大戦の平和条約はヴェルサイユ条約、日清戦争は下関条約、日露戦争はポーツマス条約など戦争後には講和条約が結ばれる。第2次世界大戦後の平和条約として、日本は1951年に米国とサンフランシスコ平和条約を結んでいる。同条約では日本の領土の範囲、
外国軍隊の日本駐留、極東国際軍事裁判の受入れ、賠償請求権を原則として求めないこと、などが確認された。
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