日付変更線付近の太平洋赤道域の中央部から、南米のペルー沿岸にかけての広い海域で、海面水温が平年に比べて0.5度以上高い状態が、半年以上続く現象のこと。
一方、同じ海域で海面水温が平年に比べて0.5度以上低い状態が、半年以上続く現象のことを「ラニーニャ」と呼ぶ。
これらの2つの気象現象は数年に1度見られ、大気の対流活動に影響し、大規模に発生すると世界的な異常気象をもたらす。
日本における夏の冷夏や冬の暖冬、梅雨明けの遅れなどは、エルニーニョの影響を受けた典型的な事例とされる。一方で、夏の猛暑や冬の低温、早い梅雨明けなどは、ラニーニャの影響を受けた事例だという。
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