放射線が人体に与える影響を評価するための単位のこと。単位の赴Lは「Sv」で、μSv(マイクロシーベルト)、mSv(ミリシーベルト)などと用いられる。物質が照射された放射線を吸収する量を浮?キ単位として「グレイ(Gy)」がある。グレイは、物質の質量あたりのエネルギーを浮?オ、1キログラムあたり1ジュールを吸収すると1グレイとなる。
被ばくした際に人体が受ける影響は、アルファ線やガンマ線といった放射線の種類ごとに異なる。そのため、シーベルトは、グレイに放射線ごとの放射線荷重係数をかけて算出される。人間は地上で普通に生活しているだけでも、放射線を浴びていて、その量は年間約2.4mSvとなる。また、X線検診1回で受ける放射線量は約0.6mSvとなる。
原発事故などで大気が放射線で汚染された場合、汚染の度合いを浮?キために、単位時間あたりのシーベルトを用いる。1時間あたりのシーベルト(Sv/h)は、その場所に1時間いた場合に受ける放射線量となる。原子力災害対策特別措置法では、決められた測定地点で5μSv/hを超えた場合、原子力事業者が関係省庁に通報するように定められている。
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