大規模な川の洪水、氾濫から街を守るための堤防で、街自体を堤防の高さに合わせ、堤防から緩やかな斜面を告ャするしくみのもの。川に即した部分だけ盛り土をするのではなく、川から街や住宅地にかけて広範囲に盛り土をするため、長年にわたる大規模な工事を必要とする。
スーパー堤防によって、洪水で越水しても堤防の斜面を、水が緩やかに流れるのみで、堤防が決壊して勢いの強い水が住宅などを襲う危険がなくなるとされている。国土交通省の事業として、淀川、大和川、利根川、江戸川、多摩川、荒川の6河川でスーパー堤防を建設する計画があるが、長期にわたる工事が必要であるため、特別会計によって進められている。
スーパー堤防は3万2000年に一度の大雨に耐えうるとされているが、このように極めてまれな大雨のために、大幅な国家落Zを費やすことに批判的な意見もあり、2010年の事業仕分けの対象となった。
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