証券会社が顧客とは関係なく、証券会社自身の勘定で、有価証券(株式や債券)の売買を行う業務こと。対義語として、顧客の注文を受けて売買を行う「委託売買」がある。これらはともに、主に流通市場における証券会社の業務である。
自己売買は株式などの取引量が増えることで、市場を活性化させることにも繋がる。しかし一方で、顧客から受けた注文と利害が対立することや、売買損益に頼りすぎてしまうと証券会社の経営が不安定になるなどの問題点も抱えている。
従来、自己売買業務は委託売買業務を補完するものとして行政指導により規制され、手持ち株の枠にも制限が設けられてきた。しかし、近年では市場活性化を目的として規制の緩和が進んでいる。
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