ホットスポット【放射買zットスポット】

放射線量が局所的に高い地域のこと。核実験や原子力発電所の事故による放射秤??ﾉおいて、汚染源から離れているにもかかわらず、周辺地域と比べて放射線量が高い地域が点状や帯状に出現することがある。ホットスポットが出現するのは、気象条件や地形が原因だと考えられている。2011年3月に発生した東京電力福島第一原発の事故による放射線汚染では、周辺各県でのホットスポットの報告が相次いでいる。なお、事故を起こした原発周辺の警戒区域や計画的避難区域などの放射線量が高い地域のことはホットスポットとは言わない。
ホットスポットに明確な定義はなく、除染や住民の避難などを行う基準は自治体によって異なる。文部科学省では、空間線量率が周辺よりも毎時1マイクロシーベルト以上高い地点を見つけた場合には、同省へ連絡するように自治体などに要請している。各地域における放射線量の測定はおもに自治体によって行われているが、不安を感じた住民が自治体に測定を求めたり、住民が自ら機器を購入して測定を行いホットスポットを発見するケースも増えている。