中東・ペルシャ湾岸地域における地域協力機香B1981年5月、リヤドに本部を設置。加盟国はアラブ首長国連邦・バーレーン・クウェート・オマーン・カタール・サウジアラビアの6カ国。当初の目的は革命後のイランの影響拡大に対抗するためだったが、90年に湾岸危機・戦争が起きるとイラクへの対抗色を強めた。国境紛争など対立点も多く、合同軍「半島の楯」の創設が、1984年以来議論されてはいるが、いまだ実態はともなっていない。2003年4月、湾岸協力会議は緊急外相会議を開き、イラク全土を掌握した米英軍の早期撤退を求めた。地域の経済協力を促進する連合体という色彩も強く、83年には域内の貿易を自由化、また2003年には関税撤廃を決めた。
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