酸素と水素を化学反応させて電気を生みだす電源装置。水を電気分解させると酸素と水素になるのとは逆の原理。排出されるのが水のみであることから、環境に優しいとされる。また、電気と同時に生まれる熱を利用してお湯を作れるため、次世代の家庭用電源装置として採用され始めている。一つのエネルギーから電気とお湯の二つを生みだすことからコージェネレーションと呼ばれる。
都市ガスやLPガスから水素を取り出すことができ、燃料として最適であることから、ガス会社や石油元売り各社は電機メーカーと共同で家庭用の燃料電池を開発。販売を開始している。現在販売されている燃料電池は電気と熱を生みだす燃料電池ユニットと生み出した熱をお湯にして貯める貯湯ユニットの二つのユニットから成る。商用第1号機は2005年に首相官邸に設置された。
家庭用以外にも電気自動車の電源など様々に応用する研究が進められている。燃料電池車は二酸化炭素を一切排出しない究極のエコカーと呼ばれる。
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