第一国立銀行

1872年に制定された国立銀行条例に基づき、1873年に設立された日本ではじめての株式会社。(世界ではじめての株式会社は、1602年に設立されたオランダの東インド会社である。)アメリカのナショナル・バンク制度にならい、伊藤博文の意見に基づいて、発券銀行制度を導入した国立銀行条例がだされ、1876年に改正されて、不換紙幣の発行が認められている。第一国立銀行は、ナショナル・バンクを直訳して「国立」という名前ではあるが、民間経営の日本初の銀行である。江戸時代から両替商をしていた三井組と小野組を中核にして設立された。以前の第一勧業銀行のことであるため、第一国立銀行の設立場所であった以前の第一勧業銀行兜町支店が「銀行の発祥地」とされている。第一勧業銀行は1999年、日本興業銀行、富士銀行とともにみずほフィナンシャルグループの結成を楓セし、2002年に対等合併している。

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