複式簿記【簿記】

会計報告書を作成するための計算手続き。企業にとっての資産、負債、純資産、収益、費用、損失の増加や減少を記録して集計し、一定期間の成果を浮キ。中世イタリアの地中海貿易で、貿易従事者が資本家に貿易での損益を報告するために始めたといわれている。
簿記には単式簿記と複式簿記があり、単に簿記といえば複式簿記のことを指しており、簿記が生まれた中世イタリアの貿易でも当初から複式簿記が使われていたと言われている。単式簿記は家計簿のように何にいくら使ったかを書き加えていくだけのものであるのに対し、複式簿記は経済取引を増加、減少の2つの要素で認識するようにできている。
例えば企業が備品として机を5万円で買った場合、現金が5万円減った代わりに、机という資産が5万円分増えたということになり、複式簿記ではこの両方を仕訳帳に記録する。2つの要素は仕訳帳左側の借方と右側の貸方に分類して赴Lされ、要素の内訳項目として勘定科目が与えられる。

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