地域の商店街の衰退や路線バスの廃止によって、生活必需品の購入が困難になっている人のこと。自動車などを運転せず、移動手段が徒歩に限られている高齢者が中心となっている。買い物ができずに困る様子を難民になぞらえて「買い物難民」と呼ばれる。
過疎化が進む地域では、大型店の進出や不況が原因となり、商店街の店舗や駅前スーパーの閉店が相次ぎ、商店街の衰退が進んでいる。また、大型店が不況により撤退している地域もある。このような地域において、自宅周辺での買い物ができず、買い物に苦労する買い物難民が増加している。
また、過疎化による路線バスの減便や廃止も、買い物難民の増加の要因となっている。地方自治体が補助金などを出し、コミュニティバスが運行されている地域もあるが、財政難によりコミュニティバスが廃止されるケースもある。なお、買い物難民は、帰宅困難者や交通機関の麻痺により出勤が困難になった人などとまとめて、「交通難民」と呼ばれることがある。
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