節電のために、企業ごとに休日を分散させて、稼働率を下げることなく、電力需要のピークを抑える取り組みのこと。本来、土曜日と日曜日に偏っている休日を、平日を含む7日間のうちの2日として、順番に休日を取るという方法である。
2011年3月に発生した東日本大震災の影響で、東京電力、東北電力管内において、夏場の電力供給が需要卵ェを下回ることが懸念されている。政府は、昨夏と比べて大口需要家には25%程度、小口需要家には20%、家庭には15〜20%の節電を呼びかけている。それに応える形で、日本自動車工業会(自工会)が、7月から9月にかけての自動車メーカーなどの輪番休日を提案した。
自工会の提案では、企業を7つのグループに分け、月曜日から日曜日までの7日間のうち、連続する2日を休日として順番に取得する。これにより、ピーク時の電力需要を平均17%削減できるとしている。自動車メーカーの中には、東京電力、東北電力管内以外に工場を持つ企業もあるが、部品メーカーなどの供給の効率を考え、他の地域でも休日を合わせることが検討されている。
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