逆転国会【ねじれ国会】

国会の衆議院と参議院とで、多数を占める政党が異なる状態のこと。2007年7月の参議院選挙で、参院第1党が自民党から民主党に変わり、与野党が逆転してから頻繁に使われるようになった。与党が衆参両議院で多数を占め、国会運営を主導する状態とは異なり、野党の協力がなければ、法案の成立などの政権運営が円滑に進まなくなる。
ねじれ国会では、両院の議決が異なることが多くなる。このような場合に憲法では、首相の指名、落Z案、条約の承認においては衆議院の議決を国会の議決とする「衆議院の優越」を規定している。
ただし「衆議院で可決したものの、参議院で否決された法案」を成立させるためには、再度、衆議院で3分の2以上の多数による「再可決」が必要となる。
また、与党が衆議院で3分の2以上の議席を占める場合、衆議院可決法案を参議院へ送付後60日以内に採決しない場合には、参議院が否決したとみなす「みなし否決」が行える。

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