1票の格差

選挙区割りによって、有権者の1票の価値に生じる格差のこと。同じ当選人数に対して、有権者数が多い地区ほど1票あたりの価値が低くなる。議員1人あたりの有権者数の最大値を最小値で割った値を最大格差としている。
1票の格差は憲法14条に定められる平等に反しているとされ、過去幾度かにわたって、裁判で違憲という判断が示されている。1972年の選挙で最大格差が4.99倍、1983年の選挙では4.4倍となっており最高裁大法廷によって違憲とされたほか、2009年の選挙で最大格差が2.3となり、大阪高裁や広島高裁で違憲判断された。

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