2011年

2011年を特徴づけるのは、日本では東日本大震災、世界では「アラブの春」と呼ばれる一連の民主化運動である。3月11日に発生した東日本大震災は、特に三陸沿岸に甚大な被害をもたらした。全国有数の漁場が使えなくなるなど、第一次産業が壊滅的な被害を受けた。
また、東京電力の福島第一原発が事故を起こしたことにより、電力不足の恐れが出たとして、直後に輪番停電が実施されたほか、夏季にも大規模な節電が要請され、経済界に深刻なダメージを与えた。同時に、事故による放射狽ヨの不安から諸外国が東京の駐在員を関西や本国へ避難させる動きが目立ち、しばらく東京の国際機狽ェ麻痺することとなった。加えて、外国人旅行者が激減し、観光業も深刻な打撃を受けた。
北アフリカ諸国のうち、チュニジア、リビア、エジプトで相次いで長期独裁政権が倒れる革命が起こった。インターネット、特にSNSの普及により一市民でも手軽に情報発信ができるようになったことが、革命の原動力となったと考えられ、各地で反政府デモが組織されて民主化運動が巻き起こり、その模様は動画サイトを通じて全世界へ発信された。ミャンマーでも、3月30日にはじめて文民であるテインセイン氏が大統領になった。民主化によって外国資本がミャンマーへ続々となだれ込むことになり、ミャンマーは「アジア最後のフロンティア」と阜サされるようになった。
ギリシャ財政問題にはじまる欧州の信用不安が全面化したのも2011年である。年初では1ユーロ110円程度で推移していた相場も、年末には100円を割り込むようになった。

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