BOPビジネス

世界の低所得者層を対象としたビジネスのこと。BOPはBottom Of the Pyramidの略で、世界で約40億人という、最も規模の大きい階層に向けたビジネスとなっている。
1人あたりの年間所得が3000ドル以下であることを目安としてBOPと定義されている。BOPビジネスは、米ミシガン大学教授のプラハラードが提唱したもので、世界の低所得者層は援助の対象としてではなく、ビジネスの対象としてみることで、生活水準が向上させることができると唱えた。
味の素やユニリーバなど、食品や日用品の分野でBOPビジネスに参入している企業があるほか、自動車のスズキはインドで、インドの自動車会社であるマルチと共同でマルチスズキインディアを興し、自動車の分野でBOPビジネスに参入している。

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