G7とは先進7カ国の財務相と中央銀行の総裁が世界の金融政策を話し合う国際会議であり、正式名称を7カ国財務相・中央銀行総裁会議という。参加国は日本、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、カナダである。
G7の最大の目的は国際的な金融システムの安定を実現することである。そのために、各国の金融機関への監視の強化や為替相場の安定などについて議論される。G7の会議の開催の時期は年3回となっているが、その他にも世界経済に重大な影響を与える事象が発生した場合には随時、非公式で開催される。G7は各国の財務の首脳があつまる会議であるため、そこで話し合われた内容には世界中の経済関係者が注目し、市場にも大きな影響を与えている。
また、G7の拡大版としてG20(20カ国財務相・中央銀行総裁会議)がある。アジアやアルゼンチンで金融危機が相次いだことから、新興国と先進国の議論の場として設けられたものである。G7に韓国やアルゼンチンやロシアなどといった新興国が加わった、先進国と新興国の財務相や中央銀行の総裁が国際金融システムの安定について一堂に会して話し合う機会となっている。
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