2月にライブドアがニッポン放送株を大量に取得し、筆頭株主となった。ニッポン放送株をTOB中のフジテレビと対立し、各メディアで話題となる。3月には東京高等裁判所の判決でライブドア側が勝利、ニッポン放送買収へと乗り出した。しかし4月にライブドアが保有していたニッポン放送株をフジテレビに売却し、双方は資本・業務提携する形で和解した。また10月には、三菱東京フィナンシャルグループとUFJホールディングスが経営統合し三菱UFJフィナンシャルグループが結成された。12月にはみずほ証券がジェイコムの株式を大量にご発注し、東京証券取引所もこの影響を受け、日経平均株価・TOPIXともに一時的に急落した。しかし年末には日経平均株価終値が5年ぶりに16000円台となるなど景気回復の色を見せた。海外では原油高が顕著になり、ニューヨークの原油先物取引市場が市場初めて1バレル70ドルを突破した。これはイランの核開発や、それにあたっての米国の経済制裁による原油輸出への影響を懸念したことがその背景となっている。また7月には中国人民銀行が人民元改革を発浮オた。人民元を切り上げることで通貨の価値が上がり、輸入に有利となる。改革の理由の一つとして原油高対策があげられ、ここでもその影響がうかがえる。
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