日経平均の寄与度とは?計算式と早見表【2026年】

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日経平均の寄与度とは?計算式と早見表【2026年】

最終更新: 2026年10月06日

「日経平均は一部の値がさ株だけで○○円押し上げられた」というニュースを見て、なぜ特定の銘柄の影響がそこまで大きいのか不思議に感じた方は多いはずです。日経平均は225銘柄の株価を合計して除数で割る株価平均型の指数なので、株価の水準が高い銘柄ほど指数を大きく動かします。この記事では、寄与度の計算式と2026年10月時点の除数を使った早見表、計算例3パターン、TOPIXとの違いを順に整理します。

この記事の結論

  • 寄与度=株価の前日比×株価換算係数÷除数で求める
  • 除数29.66435840なら係数1の銘柄の100円高は約3.37円
  • 値がさ株ほど寄与が大きく、TOPIXは時価総額で決まる
目次

この記事の目次

  1. 日経平均の寄与度の結論:係数1の銘柄は1円で約0.034円動かす
  2. 日経平均の寄与度の計算式と公的パラメータ
  3. 日経平均の寄与度 早見表(除数29.66435840)
  4. 日経平均の寄与度 計算例3パターン
  5. 日経平均の寄与度を読むときの注意点とTOPIXとの違い
  6. まとめ:日経平均の寄与度は値幅・係数・除数で決まる
  7. よくある質問
  8. 出典・参考資料

日経平均の寄与度の結論:係数1の銘柄は1円で約0.034円動かす

日経平均の寄与度の結論:係数1の銘柄は1円で日経平均 寄与度 に関する 日経平均の寄与度の結論:係数1の銘柄は1円で の図解。日経平均の寄与度の結論:係数1の銘柄は1円で『日経平均 寄与度』の基本フロー株価×換算係数225銘柄を合計除数で割る日経平均
日経平均の寄与度の結論:係数1の銘柄は1円で約0.034円動かすの図解

日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場する銘柄から225銘柄を選び、その株価を使って算出する株価平均型の指数です。構成銘柄の株価に「株価換算係数」を掛けた採用株価を合計し、「除数」で割って算出します。そのため、ある銘柄の値動きが日経平均をどれだけ動かしたか(寄与度)は、株価の変化額に株価換算係数を掛けて除数で割るだけで求められます。

日経平均プロフィルが公表している除数は29.66435840(2026年10月7日適用)です。株価換算係数が1の銘柄なら、株価が1円動くと日経平均は約0.0337円、100円動くと約3.37円動きます。2026年10月6日の大引けは70,683.98円でした。日経平均への影響度は騰落率ではなく「円の値幅×係数」で決まる点が、時価総額加重型のTOPIXとの大きな違いです。

項目 値 ポイント
構成銘柄数 225銘柄 東証プライム上場銘柄から選定
算出方式 株価平均型 採用株価の合計÷除数
除数 29.66435840 2026年10月7日適用の公表値
日経平均の終値 70,683.98円 2026年10月6日大引け
係数1の銘柄が1円動いた時 約0.0337円 1÷29.66435840
日経平均の寄与度計算に使う主なパラメータ(2026年10月時点)

出典: 日経平均株価 算出要領(2025年7月24日作成)、日経平均株価 指数情報(日経平均プロフィル)、日次サマリー(日経平均プロフィル)

日経平均の寄与度の計算式と公的パラメータ

寄与度の基本式は「株価の前日比(円)×株価換算係数÷除数」です。比率で表すと「前日の日経平均×その銘柄のウエート×騰落率」と同じ意味になります。ウエートは「その銘柄の採用株価÷全銘柄の採用株価合計」で、採用株価合計は日経平均×除数で逆算できます。2026年10月6日の終値と現在の除数で計算すると、採用株価合計は約209.7万円です。

株価換算係数は2021年10月に導入された調整値で、2021年9月までは株価を旧50円額面に換算する「みなし額面」が使われていました。新規採用銘柄の係数は原則1ですが、基準日時点の株価が採用株価合計の1%を超える場合は0.1~0.9の値が設定されます。大幅な株式分割・併合があった場合も係数を変更し、算出に使う株価水準が前後で変わらないよう調整します。

特定銘柄の影響が大きくなりすぎないよう、ウエートがキャップ水準を超えた銘柄には「キャップ調整比率」が設定されます。キャップ水準は2024年10月以降の定期見直しで10%です。対象銘柄は株価換算係数×キャップ調整比率で求める「キャップ調整済み株価換算係数」を使って寄与度を計算します。

除数は、銘柄入れ替えや株式分割など市況と無関係な要因で指数が不連続にならないよう修正される分母です。日経のFAQでは、株価400円・500円・900円の3銘柄(除数3、指数600円)で400円の銘柄を1,000円の銘柄に入れ替えると、除数を4に直して指数600円を保つ例が示されています。2026年10月1日の3銘柄入れ替えとキャップ調整比率の変更では、除数が29.83073565から29.66435840に下がりました。

要素 計算式・ルール
採用株価 株価×株価換算係数(キャップ対象銘柄は調整済み係数)
日経平均 採用株価の合計÷除数
寄与度 株価の前日比(円)×株価換算係数÷除数
ウエート その銘柄の採用株価÷採用株価の合計
キャップ水準 10%(2024年10月以降の定期見直し)
除数の修正 当日の除数×翌日用基準価格合計÷当日終値採用価格合計
寄与度に関わる計算式とルール

出典: 日経平均株価 算出要領(2025年7月24日作成)、インデックス・ニュース「日経平均除数、29.66435840に低下」(2026年9月30日)、日次サマリー(日経平均プロフィル)、よくあるご質問(日経平均株価について)

日経平均の寄与度 早見表(除数29.66435840)

株価の前日比と株価換算係数ごとに、日経平均への寄与度を一覧にしました。値下がりの場合は符号をマイナスにして読み、係数0.5なら係数1の半分、係数0.1なら10分の1になります。除数は定期見直しや株式分割などのたびに変わるため、実際に計算するときはその日の除数を日経平均プロフィルで確認してください。

株価の前日比 係数1 係数0.5 係数0.1
10円 0.34円 0.17円 0.03円
50円 1.69円 0.84円 0.17円
100円 3.37円 1.69円 0.34円
300円 10.11円 5.06円 1.01円
500円 16.86円 8.43円 1.69円
1,000円 33.71円 16.86円 3.37円
3,000円 101.13円 50.57円 10.11円
株価の前日比別・日経平均への寄与度(円、小数第3位を四捨五入)

出典: 日経平均株価 指数情報(日経平均プロフィル)

日経平均の寄与度 計算例3パターン

日経平均の寄与度 計算例3パターン日経平均 寄与度 の 3 本柱を示した図解。日経平均の寄与度 計算例3パターン『日経平均 寄与度』を理解する3つのポイント日経平均 寄与度株価の値幅株価換算係数除数
日経平均の寄与度 計算例3パターンの図解

架空の銘柄A・B・Cで、除数29.66435840を使って計算します。株価と係数は説明のための仮定で、実在の銘柄を示すものではありません。同じ5%の上昇でも、株価水準と換算係数によって寄与度が大きく変わることを確認してください。ウエートは採用株価合計の約209.7万円で割った目安です。

Aは日経平均を約33.71円押し上げ、Bの約6.7倍です。Cは株価がBの3倍以上ありますが、係数0.3がかかるため寄与度はBと同じ約5.06円になります。ウエートを使った別の計算でも、Aは70,683.98円×約0.954%×5%≒33.7円と一致します。

寄与度は足し算できます。例えば同じ日にAが5%上昇し、Bが5%下落した場合、33.71円-5.06円で差し引き約28.65円の押し上げです。225銘柄すべての寄与度を合計すると、その日の日経平均の前日比とおおむね一致します。ただし除数が修正された日は、前日の指数との単純比較に注意が必要です。

項目 A:株価2万円・係数1 B:株価3,000円・係数1 C:株価1万円・係数0.3
騰落率 +5% +5% +5%
株価の前日比 +1,000円 +150円 +500円
×株価換算係数 1,000 150 150
÷除数 29.66435840 29.66435840 29.66435840
寄与度 約+33.71円 約+5.06円 約+5.06円
ウエートの目安 約0.95% 約0.14% 約0.14%
架空銘柄による寄与度の計算過程(除数29.66435840)

出典: 日経平均株価 算出要領(2025年7月24日作成)、日経平均株価 指数情報(日経平均プロフィル)、日次サマリー(日経平均プロフィル)

日経平均の寄与度を読むときの注意点とTOPIXとの違い

日経平均の寄与度を読むときの注意点とTOPI日経平均 寄与度 の対比を示した比較図。日経平均の寄与度を読むときの注意点とTOPI『日経平均 寄与度』の比較左株価平均値幅が効く除数で割る右時価総額加重規模が効く基準日比
日経平均の寄与度を読むときの注意点とTOPIXとの違いの図解

TOPIXは1968年1月4日の時価総額を100として指数化した、浮動株時価総額加重型の指数です。時価総額の大きい銘柄ほど影響が大きく、株価の水準そのものは関係しません。一方の日経平均は株価の値幅で決まるため、時価総額が大きくても株価が低い銘柄の寄与は小さく、株価の高い値がさ株の寄与が大きくなります。

日経平均の構成銘柄は、毎年4月と10月の第1営業日に定期見直しが行われ、定期見直しによる入れ替えは3銘柄が上限です。入れ替えのたびに除数が修正されるため、過去の寄与度と比べるときは計算に使った除数の違いにも注意が必要です。同じ日に日経平均とTOPIXの騰落率が大きく食い違うことがあるのも、この算出方法の違いによるものです。

  • 除数は入れ替えや株式分割で変わるので、計算日の値を使う
  • キャップ調整比率がある銘柄は、調整済み係数で計算する
  • 寄与度が大きいことは、その企業の価値や業績の評価とは別物
  • 寄与度の大小だけで個別銘柄の売買を判断しない
比較項目 日経平均株価 TOPIX
算出方法 株価平均型(採用株価合計÷除数) 浮動株時価総額加重型
影響が大きい銘柄 株価×換算係数が大きい銘柄 浮動株時価総額が大きい銘柄
基準 1949年5月16日まで遡って計算 1968年1月4日=100ポイント
銘柄の見直し 年2回(4月・10月の第1営業日) JPXの算出要領に基づく
日経平均株価とTOPIXの比較

出典: 日経平均株価 算出要領(2025年7月24日作成)、TOPIX(東証株価指数)

まとめ:日経平均の寄与度は値幅・係数・除数で決まる

まとめ:日経平均の寄与度は値幅・係数・除数で日経平均 寄与度 のチェックリスト図。まとめ:日経平均の寄与度は値幅・係数・除数で『日経平均 寄与度』のチェックポイント当日の除数株価換算係数株価の前日比キャップ有無
まとめ:日経平均の寄与度は値幅・係数・除数で決まるの図解

日経平均の寄与度は、株価の前日比(円)×株価換算係数÷除数で計算できます。2026年10月7日適用の除数29.66435840では、係数1の銘柄が100円動くと約3.37円の寄与です。株価水準が高い銘柄ほど影響が大きいという株価平均型の性質を押さえておくと、「一部の銘柄で指数が大きく動いた」というニュースを冷静に読み解けます。除数やキャップ水準は見直しで変わるため、計算前に日経平均プロフィルで最新値を確認しましょう。

出典: 日経平均株価 指数情報(日経平均プロフィル)、日経平均株価 算出要領(2025年7月24日作成)

よくある質問

Q. 日経平均の寄与度はどこで確認できますか?

A. 日経平均プロフィルでは、当日の除数と構成銘柄の株価換算係数リスト(CSV)が公表されています。各銘柄の前日比に係数を掛けて当日の除数で割れば、自分で寄与度を計算できます。証券会社などが表示する寄与度ランキングも、こうした公表値をもとにした計算です。

Q. みなし額面と株価換算係数は何が違いますか?

A. みなし額面は、2001年の額面制度廃止後も株価を旧50円額面の水準に換算するために使われていた仕組みで、2021年9月まで用いられました。2021年10月からは株価換算係数に移行し、導入時はそれまでの換算後の株価が原則として同じ値になるよう設定されています。

Q. 日経平均の除数はなぜ変わるのですか?

A. 銘柄の入れ替え、株式分割・併合、キャップ調整比率の変更など、値動きと関係なく採用株価の合計が変わる場合に、指数の連続性を保つため修正されます。2026年は9月30日に29.83073565、10月1日の入れ替えで29.66435840に変わりました。

Q. TOPIXでも寄与度は同じ計算式ですか?

A. TOPIXは浮動株時価総額加重型のため、寄与は時価総額ウエートと騰落率で決まり、株価の水準は関係しません。日経平均は値幅×換算係数÷除数で決まるので、同じ銘柄でも2つの指数への影響度は異なります。

出典・参考資料

本記事は制度・商品の一般的な情報を、記載日時点の公的機関・事業者の公開資料に基づいてまとめたものです。税務・年金・保険・投資の個別の判断は、税理士・社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー等の専門家、または所管の窓口にご確認ください。金融商品の価値は変動し、元本を割り込むことがあります。

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この記事を書いた人

マネジ局長は、「お金の大辞典」全体を統括する監修者です。

編集者であるマネ辞くんが収集・整理した金融・投資・税制データについて、制度の前提条件やリスク、誤解が生じやすい点がないかをチェックし、「この情報をどう受け取るべきか」という判断軸を補足します。

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