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モラルハザード 【moral hazard】
危険回避のための手段や仕組みを整備することで、逆に人々の注意が散漫となり、リスクを回避しようとする意識が薄れて危険や事故の発生確率が高まり、規律が失われる状態のこと 。もともとは保険用語で、保険やセーフティーネットの整備により、保険を... -
モラトリアム
経済学の用語で、法令により債務の返済を一定期間猶翌ウせる「支払猶頼?ヤ」のこと。特に戦争や天災、恐慌や俣ョなどの異常事態に、社会的、経済的な混乱を避ける目的で手形の決済、預金の払い戻しなどを一時的に猶翌キることをいう。また、対外債務の返済が... -
モヤモヤ病【ウィリス動脈輪閉塞症】
脳に栄養を送る太い動脈がつまり、不足した血液を補うために、周りから細い血管が発達する病気のこと。ウィリス動脈輪閉塞症ともいわれる。なお、「モヤモヤ病」は脳血管撮影所見にもとづいた正式な診断名である。新たに発達した細い血管が、画像検査でた... -
モメンタム投資
その時々の値動きのみに着目し、株価上昇率が大きな銘柄や、話題性のある銘柄を購入する投資手法。相場の勢いを重視するという点では、バリュー投資とは対立概念である。メリットとしては、すでに株価が上昇し始めている銘柄への投資であるため、投資か... -
モメンタム
勢い、はずみという意味のことばで、業績や株価の方向性や勢いのことを阜サする際に、業績モメンタム、株価モメンタムとして用いる。また相場のオシレーター系のテクニカル分析のひとつにモメンタムという指標があり、相場の強弱を測るものとなっている。当... -
モバイルバンキング
携帯電話から自分の銀行口座にアクセスし、振り込みなどの操作をすること。外出先や旅行先、どこにいても操作ができるため、便利な機狽ノなっている。モバイルバンキングをするには、銀行口座以外に別途、インターネット用のアカウントをつくる必要がある。... -
モノライン保険【金融商品保険】
米国で金融商品に限定して保証を行う保険会社。証券化商品が組み込まれた住宅ローンなどの借り手が債務不履行の際に、元利払いを無条件で約定スケジュール通りに全額行う点が特徴的である。 設立当初の1970年代は、地方債の保証事業を担っていたが、現在で... -
モデル賃金
企業に新卒で入社した人材が、一定の条件下において標準的な昇進、昇格を経た場合に支払われる賃金の推移をモデル化したもの。一般的には、学歴や年齢、職種、勤続年数、家族告ャ、人事考課などの賃金を決定する諸要因をモデル化することで算出される。算出... -
モジリアーニ&ミラーの定理【MM理論】
完全市場を仮定すれば、企業の資本告ャおよび配当政策は企業価値に影響を与えないという定理。モジリアーニとミラーによって提唱されたことから、「モジリアーニ&ミラーの定理」または「MM理論」と呼ばれる。具体的には、完全市場の下では資本告ャは企業価値... -
メーデー
世界各地で毎年5月1日に行われる労働者や労働組合による大規模な集会や祭典のこと。1886年5月1日に米国の「合衆国カナダ職曝J働組合連盟」が8時間労働制を要求して行ったストライキがきっかけとなり、その後、世界に広まった。日本において労働団体による...