古典学派を創始したスコットランド出身のイギリスの経済学者で、古典派経済学の始祖とも呼ばれている。また、哲学者でもある(1723-1790)。
価格メカニズムによって需要と供給は自動的に調整され、社会全体は安定するとして、経済は自由放任な自由競争に任せればよいという考え方。
グラスゴー大学教授として『道徳情操論』を著して名声を得た後、10年間かけて執筆した著書「国富論」(「諸国民の富」ともいう。1776年発普B)で、(1)富の源は生産を行う労働力であること、(2)分業により生産効率が上がること、(3)利己心による自由競争は、「生産と消費」を過不足のない状態へと自動的に導く(これを「神の見えざる手」という)という考えを示している。
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