都市銀行 【major bank】

 都市銀行とは大都市(主に東京・大阪)に本拠地をもち全国展開している銀行のことを指す。各都道府県に本拠をおき、特定の地域に業務を限定している地方銀行とは対照の存在である。地方銀行が地元の中小企業や個人との小口取引を主としているのに対して、都市銀行では大企業・中小企業・個人などと幅広く取引をして、また大規模な投資、国際業務も行っている。現在、全金融機関の資金量の約4分の1を都市銀行が占めている。どの銀行が都市銀行であるかということについては議論があるが、もともとは都市銀行とは高度経済成長期の前後に誕生した15行の都市銀行(協和・神戸・埼玉・三和・住友・第一・太陽・大和・東海・東京・日本勧業・富士・北海道拓殖・三井・三菱)から派生した銀行を指すことが多かった。また、現在の金融庁の規定では都市銀行は本庁直轄銀行(金融庁長官自身が直接的に権限を行使することができる銀行)と同じ意義をもつものとして扱われており、その規定によりみずほ銀行、みずほコーポレート銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行が都市銀行であるとされている。なお、現在では、都市銀行という阜サよりも、メガバンクや大手銀行という阜サが用いられることが多い。
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