日経平均は本当に上がった?ドル建てで見る1年前・5年前・10年前・30年前との比較

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日経平均ドル建て比較 週次レポート アイキャッチ

日経平均株価が最高値を更新した」というニュースを聞くと、私たちの資産が本当に増えたように感じます。しかし、それはあくまで「円」というモノサシで測った話です。もし「米ドル」というモノサシに変えて測り直すと、印象はどう変わるのでしょうか。この記事では、日経平均株価をその時々の米ドル/円レートで換算した「ドル建て日経平均」を算出し、直近・1年前・5年前・10年前・30年前の水準を比較します。

なお本記事は、公開されている株価・為替データの推移を紹介するものであり、特定の銘柄投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

目次

ドル建て日経平均の推移

円建ての日経平均株価終値を、その日の米ドル/円レートで割り算すると「ドル建て日経平均」が求められます。世界の投資家の多くはドルベースで資産を評価するため、この数字こそが「海外から見た日本株の実力」に近い指標になります。

日経平均株価をドル建てに換算し、直近・1年前・5年前・10年前・30年前の水準を比較した棒グラフ

直近(2026年7月13日)のドル建て日経平均は414.78ドルで、30年前(1996年7月12日)の195.65ドルと比べると+112.0%、10年前(2016年7月13日)の155.96ドルと比べると+166.0%という水準です。一方で円建ての騰落率は30年前比+210.5%、10年前比+314.3%と、ドル建てより大きく見えます。この差はすべて、この間に進んだ円安(米ドル/円レートの上昇)によるものです。

データで見る比較表

時点基準日日経平均(円)ドル円レート日経平均(ドル)円建て騰落率ドル建て騰落率
直近2026/07/1367,242.73円162.12円$414.78基準基準
1年前2025/07/1439,459.62円147.29円$267.90+70.4%+54.8%
5年前2021/07/1328,718.24円110.59円$259.67+134.1%+59.7%
10年前2016/07/1316,231.43円104.08円$155.96+314.3%+166.0%
30年前1996/07/1221,656.45円110.69円$195.65+210.5%+112.0%

なぜ「ドル建てで見ると評価が変わる」のか

日経平均株価は円建ての指数なので、その水準は「日本企業の業績」だけでなく「円の対ドル価値」にも左右されます。たとえば10年前の2016年7月から直近までの間、日経平均(円建て)は約4.1倍になりましたが、同じ期間に米ドル/円レートは104円台から162円台へと、約1.56倍の円安が進みました。そのため、ドル建てで見ると日経平均の上昇率は円建てより小さくなります。

逆に言えば、円高が進む局面では、日経平均が円建てで下落してもドル建てでは下落幅が小さく見える、あるいは上昇して見えることもあります。海外投資家が日本株を評価する際は、この為替の影響を強く意識しています。日経平均のニュースを見るときは「円建てなのかドル建てなのか」を意識すると、見え方がより立体的になります。

出典:日経平均株価・米ドル/円レートは Yahoo! Finance の日次終値データを使用(1996年7月分など、Yahoo! Financeでドル円データが取得できない期間のみ、米セントルイス連邦準備銀行 FRED「DEXJPUS」を使用)。データ取得日:2026年7月13日。各時点の値は、基準日に最も近い営業日の終値です。本記事はデータの推移を紹介する統計情報であり、特定の投資判断を推奨するものではありません。

※本記事に掲載している情報は、中立的な立場からの情報提供を目的としたものです。掲載している商品・サービスの購入や利用を推奨・強制するものではありません。投資には価格変動リスクが伴い、元本割れが生じる可能性があります。過去の運用実績やシュミレーション結果は、将来の運用成果を保証するものではありません。また、情報の正確性・最新性には十分配慮しておりますが、 内容の完全性や将来の結果を保証するものではありません。最終的な投資判断は、読者ご自身の判断と責任において行っていただくようお願いいたします。本記事の情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当サイトでは一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

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この記事を書いた人

マネジ局長は、「お金の大辞典」全体を統括する監修者です。

編集者であるマネ辞くんが収集・整理した金融・投資・税制データについて、制度の前提条件やリスク、誤解が生じやすい点がないかをチェックし、「この情報をどう受け取るべきか」という判断軸を補足します。

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