日経平均をユーロで見ると?1年前・5年前・10年前・30年前との比較(30年前はユーロ導入前で対象外)

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私たちが普段目にする日経平均株価は「円建て」の数字です。しかし、同じ日経平均でも別の通貨、たとえばユーロ建てで見ると、まったく違った景色が見えてきます。円安が進むと、円建てでは大きく上昇して見えても、ユーロなど外貨に換算すると上昇幅はぐっと小さくなるからです。この記事では、直近の日経平均を「ユーロ建て」に換算し、1年前・5年前・10年前・30年前と比べてみました。あくまでデータの図解紹介であり、個別の投資判断を推奨するものではありません。

目次

日経平均をユーロ建てで比較したチャート

日経平均をユーロ建てで見た時点別比較チャート(30年前・10年前・5年前・1年前・直近)

計算式はシンプルで、日経平均(ユーロ建て) = 日経平均終値(円) ÷ ユーロ円レート です。ユーロ円レートには欧州中央銀行(ECB)の基準レートを用いています。

時点別の数値一覧

時点 基準日 日経平均(円建て) ユーロ円レート 日経平均(ユーロ建て) 直近までの変化
(ユーロ建て)
直近 2026-07-16 66,835.54 円 185.99 円 €359.4
1年前 2025-07-17 39,901.19 円 172.28 円 €231.6 +55.2%
5年前 2020-07-17 22,696.42 円 122.53 円 €185.2 +94.0%
10年前 2015-07-17 20,650.92 円 135.01 円 €153.0 +134.9%
30年前 1996-07-17 ユーロ導入前のため対象外

※「直近」は市場が完全に取引を終えた最終営業日(2026年7月16日)の終値を用いています。日経平均はYahoo Finance、ユーロ円レートはECB基準レート(Frankfurter API)を情報源とし、実際に取得できた数値のみを掲載しています。取得できなかった時点は「対象外」と明記しています。

読み取れること

ユーロ建てでも日経平均は着実に上昇。直近のユーロ建て日経平均は約€359で、1年前(€232)から+55.2%、5年前(€185)から+94.0%、10年前(€153)から+134.9%と、いずれの時点と比べても大きく水準を切り上げています。

ただし、円建てで見たときほどの派手さはありません。円建てでは同じ期間で10年前比+223.6%、5年前比+194.5%、1年前比+67.5%の上昇でしたが、この間に円安・ユーロ高(ユーロ円レートが135円→186円へ上昇)が進んだため、ユーロ換算では上昇率がその分だけ削られています。「円で見た株高」の一部は、円の価値が下がったこと(=通貨要因)によるものだと分かります。

なぜ30年前(1996年)は「対象外」なのか

ユーロは比較的新しい通貨です。会計上の通貨として導入されたのは1999年1月1日で、紙幣・硬貨の流通が始まったのは2002年です。したがって、今回の30年前にあたる1996年時点にはユーロが存在せず、ユーロ建ての数値を出すことはできません。無理に推測値を作ることはせず、正確を期して「対象外」としています(ユーロの前身であるECUの信頼できる換算値も本稿では確認できなかったため、空欄としています)。今後この企画を続けていくと、時間の経過とともに5年前・10年前がユーロ導入後の期間に入り、比較できる時点が増えていきます。

まとめ

  • 直近の日経平均をユーロ建てにすると約€359(2026年7月16日終値、ユーロ円185.99円で換算)。
  • ユーロ建てでも10年前比+134.9%と大きく上昇しているが、円建て(+223.6%)ほどの上昇率ではない。差は円安・ユーロ高によるもの。
  • 30年前(1996年)はユーロ導入前のため対象外。

本記事は統計データの図解を目的とした情報提供であり、特定の金融商品の売買や投資判断を推奨するものではありません。為替・株価は常に変動します。

※本記事に掲載している情報は、中立的な立場からの情報提供を目的としたものです。掲載している商品・サービスの購入や利用を推奨・強制するものではありません。投資には価格変動リスクが伴い、元本割れが生じる可能性があります。過去の運用実績やシュミレーション結果は、将来の運用成果を保証するものではありません。また、情報の正確性・最新性には十分配慮しておりますが、 内容の完全性や将来の結果を保証するものではありません。最終的な投資判断は、読者ご自身の判断と責任において行っていただくようお願いいたします。本記事の情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当サイトでは一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

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この記事を書いた人

マネジ局長は、「お金の大辞典」全体を統括する監修者です。

編集者であるマネ辞くんが収集・整理した金融・投資・税制データについて、制度の前提条件やリスク、誤解が生じやすい点がないかをチェックし、「この情報をどう受け取るべきか」という判断軸を補足します。

特定の商品やサービスをすすめる役割ではなく、読者が冷静に考えるためのブレーキ役として設計されています。

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